センター試験の思い出と振り返り

今週の土日は共通テストが全国で開始された。現役は3年間、浪人生は4,5年間、この日に為に勉強してきた。1日目は文系科目、2日目は理系科目と2日間連続は心身共に疲れてしまうだろう。1日目で失敗したと思い込んでしまうと2日目に影響してしまう。その為か、2日目の人数は若干少なかった。

 

俺も10年前に経験した。とても寒い日であったことを今でも覚えている。俺は理系なのに文系科目が得意な方という迷走した学生であった。なので、1日目の科目はそこそこ取れた気がしたので2日目には影響しなかった。

 

問題は、2日目に起こった。化学、生物の科目は7,8割取れたのだが数学が半分も取れなかった。幸いな事に数学は午後であったことで、これが午前中であったなら、生物と化学は点数が取れなかったのであろう。

 

翌日の月曜に自己採点を行い、各大学への合格判定及び私立の受験の準備が始まる。俺も自己採点を行ったが残念なことに6割程度しか取れなかった。国公立の出願は可能だが、2次試験で相当頑張るしかない状況だった。それをあれこれ1月~2月に私立及び国公立の受験をしたが結果的に全て落ちるという悲惨的な結末を迎えてしまった。

 

あれから10年経過した。滑り止めの大学に入学し、1年間は大学名を隠しながら鬱々と生活を送ってきたが、2年からサークルやバイトをしたおかげで彼女や友達を作ることが出来て青春を送れたと実感している。就活も過ちを犯さないように業界研究をしたおかげで今の会社に入社することが出来た。

 

長いようで短い10年間だった。言えることは、センター試験を受験したことは人生にとって財産になっている。目標を持ち、それに向かって努力や試行錯誤する習慣は子供の時に身に着かないと頑張れない。センター試験だけではなく、他のイベントでも身に着けることが可能だが、センター試験ほど分かりやすいものはないだろう。

 

目標に向かって努力する。その心意気は忘れてはいけないし、センター試験のニュースを聴く度に思い出してしまう。